地域のスポーツ専門医・スポーツ診療科の探し方

たまに息子のサッカーチームのチームメイトの親子の、以下のような会話が聞こえてくることがあります。

お母さん、足(脚)が痛い!

そのぐらい大丈夫でしょ!

少しぐらい痛くてもできるよ!

その痛み本当に大丈夫でしょうか?

もし痛みを抱えたままプレーを続けていると、痛んだ足をかばいながらプレーすることになり、怪我が治らないばかりか、腰や膝の慢性的な痛みにつながる恐れがあります。

痛みを抱え続けていると、100%の力を発揮できないのはもちろんのこと、選手生命を奪われかねません。

素人の親御さんに多いのですが、子どもの痛みの訴えを軽んじてしまう方が一定数いるように思います。

我が子が痛みを訴えた時は、無知なまま放っておくのではなく、一度スポーツ専門の医者に診てもらった方が良いでしょう。

しかし、いざ、病院に行こうと思ってもスポーツ専門医のいる病院が分からなかったり、普通の病院に行ってみたら「湿布出しておきますね!」ぐらいしか言われなかったりすることがありますよね。

有名なスポーツ専門医が近所にあれば良いですが、分からなかった時はどうやって探せば良いでしょうか。

この記事では「スポーツ専門医の探し方」について、私がやっている方法を紹介します。

スポーツ専門医の探し方は?

Google検索で「地名×スポーツ診療」で調べても良いでしょう。

その他にもスポーツドクターを検索できるホームページがあるので紹介します。

目次

スポーツドクターの資格保持者から探す

スポーツ専門医の資格として主に2つが挙げられます。

日本スポーツ協会公認スポーツドクター

旧日本体育協会である「公益財団法人日本スポーツ協会(JSPO)」の公認スポーツドクターの資格です。

資格取得のための条件として以下のように記載されていました。

Q.スポーツドクター資格を取得するにはどのようにしたら良いですか?

A.日本スポーツ協会で開催する養成講習会(基礎科目、応用科目)を受講していただきます。受講する際の条件として、日本の医師免許をお持ちの方で、当協会加盟団体(都道府県体育・スポーツ協会、中央競技団体)から推薦を受けた方となっております。

公益財団法人日本スポーツ協会(JSPO)>公認スポーツ指導者Q&A

協会加盟団体からの推薦がないと資格の取得ができないので、この資格取得者は、既にスポーツ医学の実績がかなりあるものと想像できます。

日本スポーツ協会(JSPO)の公式サイトでは、

  • 公認スポーツドクター
  • スポーツデンティスト(歯学)
  • スポーツ栄養士

を検索する画面も用意されており、以下の検索項目で絞り込みができるのでとても便利です。

スポーツ専門医の検索条件
  • 都道府県
  • 資格
    • スポーツドクター
    • 歯学
    • 栄養士
    • アスレティックトレーナー
  • スポーツ種目
  • 診療科目

「スポーツ種目」での絞り込みでは「プロサッカーリーグ」のチェックボックスがあり、Jリーグのチームドクターも検索できます。

検索結果としては、「氏名」のほか診療所の「名称」「住所」「電話番号」等も確認することができるので、迷ったらまずサイトを覗いてみてください。

公益財団法人日本スポーツ協会>メディカル・コンディショニング資格認定者検索

日本整形外科学会認定スポーツ医

公益社団法人日本整形外科学会のホームページに紹介文が掲載されていましたので紹介させていただきます。

日本整形外科学会認定スポーツ医とは?

スポーツ医とは、スポーツ医学に関する十分な知識をもち、スポーツ外傷・障害の治療、予防、競技力向上、健康増進のための運動処方など、スポーツに関連する課題を医・科学的な面から進んで解決していこうという意欲をもっている医師です。

日本整形外科学会認定スポーツ医は、整形外科専門医試験に合格して「整形外科専門医」の資格を取得した上で、さらに、スポーツ医としての研修を受けています。

スポーツ医資格を継続するための要件も厳しく、学会や研修会に一定時間以上の出席が義務付けられています。

整形外科医は、筋肉・骨・関節・腱・靭帯・軟骨といった運動器官の諸疾患を主要な診療対象としていることから、あらゆる年齢層におけるスポーツ外傷・障害の予防や診療に尽力すべき責務をもつと考えています。

整形外科的メディカルチェックなどスポーツマンの健康管理をはじめ、スポーツ外傷・障害の診断・治療には専門的知識を最大限発揮し、早期スポーツ復帰のためアスレチックリハビリテーションの指導を行うなど、診療能力を十分に活用します。

もちろん、健康づくりを目指す中高齢者に対する運動指導や、整形外科的あるいは内科的な疾患を持つ方々への適切な運動処方、あるいは発育期のスポーツに関わる諸問題に対しての相談にも応じています。

公益社団法人日本整形外科学会

「日本整形外科学会認定スポーツ医」は、整形外科医なので、筋肉や骨・関節・靭帯などの怪我などを専門分野としています。

こちらのホームページも「地域」や「勤務先住所」「勤務先名称」などのキーワードや「診療上得意とする身体部位」「診療上得意とするスポーツ種目」による検索が可能となっています。

公益社団法人日本整形外科学会認定スポーツ医>専門医をさがす

その他の探し方

プロスポーツチームのドクターから探す

JリーグやBリーグ、NPBなどのプロスポーツチームには必ずチームドクターがいます。

チームドクターも常にチームに帯同しているわけではなく、普段は勤務先の病院や診療所で働いていたりします。

たいていのプロスポーツチームの公式ホームページには、スタッフ欄で「ドクター」を紹介してくれているので、その方の名前でGoogle検索をしてみてください。

チームドクターの勤務先の病院がすぐに分かります。

プロスポーツのチームドクターであればとても心強いですよね。

Jリーグの鹿島アントラーズは「アントラーズスポーツクリニック」を開設していて、地域医療の向上・発展に貢献していますね。こんな医院が近くにあるなんて羨ましい!

あわせて読みたい
アントラーズスポーツクリニック アントラーズスポーツクリニックのオフィシャルWEBサイトです。

近くのプロチームが分からない場合は、一般社団法人日本トップリーグ連携機構の公式ホームページに「加盟チーム分布図」が掲載されていますので、そちらで見るのが早いかもしれません。

プロ野球NPBは加盟していませんが、JリーグやBリーグをはじめ、ラグビーやバレーボール、フットサルなど各競技のトップリーグ加盟チームが都道府県別で確認できます。

一般社団法人日本トップリーグ連携機構>加盟チーム分布図

地域の接骨院・整骨院の紹介

近所で有名な接骨院や整骨院があれば、通院してみるのも良いと思います。

個人的な経験ですが、知り合いの紹介で通院した整骨院で施術してもらったところ、足の痛みがすぐに無くなったことがありました。

今までいくつかの医院で施術してもらったことはありましたが、その場で痛みが無くなった経験は初めてでした。

もし近所に良い噂の接骨院・整骨院があれば通ってみてください。接骨院・整骨院と繋がっている近くの整形外科を紹介してくれたりもします。

まとめ

スポーツ専門医の探し方のコツは以下のとおりです。

スポーツ専門医の探し方

ただし、スポーツ専門医が近くにいるからと言って練習をやり過ぎていてはいつまでも治りません。

無理をさせないようにも気を付けてあげてください。

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この記事を書いた人

元フットサル選手の父
スポ少チームで万年補欠だった小5息子が「プロになりたい」と言う。小4冬に高圧的指導・長時間練習に耐えきれなくなりチームを退団。小5春から新しいチームで再出発

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