1日監督で弱小チームを勝たせた「得点するために1番カンタンな方法」【小2】

息子は小学2年生

所属しているサッカー少年団の活動が休みの時に、任意参加でフットサル大会に出場することになりました。

私はその大会の監督を任され、1日限定でチームを指揮することに。

実は小1の時にも一回経験しているのですが、その時は全敗。私自身も反省が多かったので、今回はリベンジです。

結果は、2勝2敗2分

全敗で終わった一年前の大会からの大躍進でした。

この記事では、元プロフットサル選手の私が1日コーチをした経験についてお伝えします。

  • どうやって弱小チームを勝たせたか?
  • 試合前の指示の内容
  • 我が子に叱責しはじめた保護者への対応

特に小学校低学年チームを指導している方、お子さんをお持ちの方に参考になれば幸いです。

目次

フットサル大会前に伝えたこと

フットサル大会に向けて
事前にチーム練習する機会はありませんでした。

同じサッカー少年団の仲間でしたが、少年団の練習ではキックやドリブルなどの基礎練習とゲームがメインのため、子供たちは闘い方を全然理解していません。

そんな子供たちに対して、1年前は難しいことを伝えてしまい子供たちを混乱させてしまったので、
今回はシンプルに伝えました!

戦い方の話

1番得点しやすい方法分かる?

ワンツー!

ドリブルで抜くー!

得点だから「攻撃」のこと考えるでしょ?でも違うんだよ!

得点するのに1番簡単な方法は、相手からボールを奪うことだよ。

???

(作戦ボードを指差しながら)

ここ(1番前)でボール奪ったら、すぐシュート打てるでしょ!そしたら1点獲れるよ!

だからみんなでディフェンスを頑張らないといけないんだ!

サッカーでもフットサルでも失点が重なると勝つのは難しくなります。
だからまずは守備を徹底しなければなりません。

一方で、子供たちは攻撃の方が好きです!
得点することに1番の喜びを感じます!

そのため、得点をエサにディフェンスを頑張らせることにしました。

まず、ディフェンスを徹底してほしい!
そして、ディフェンスを頑張れば得点もできる!

こうして、一つのタスクから2つのメリットを伝えました。

加えて、メンタル面の話

今日のキャプテン誰にしようかなー?

お前やれよ!

オレは嫌だよ!

子供たちからはキャプテンをやりたくない反応が見られました。

それでは今日のキャプテンを発表します!

今日のキャプテンは全員です!

全員、自分がキャプテンになったつもりで闘ってください!

どうすればチームが勝てるのか、全員が考えてプレーしてください!

誰かがミスした時に責めるのはキャプテンがすることではありません。

ミスした選手がいたら、励ましてチームで助け合うのが良いキャプテンだと思います。

少しでも伝わってくれたら嬉しいんだけど、どうだったかなぁ。

ボロ負けした1試合目

フットサル大会のレギュレーションは、

  • 4チームごとに分けた2グループの計8チームが出場
  • グループ内で総当たり、各チームと2試合ずつのため最低6試合
  • グループ1位同士で決勝
  • フットサル大会のため5人制
    (フィールド4人+ゴールキーパー)

いざ、望んだ第一試合。

8人で参加した中、まずはベストメンバーでフィールドの4人のメンバーを決めて、あとは残りのメンバーからゴールキーパーを選出。

子供たちのやる気みなぎる中で開始されたものの、
1試合目は0-5の大敗

何が起こったのかというと、ゴールキーパーが全然うまくできずに、ボールがゴールの枠に転がってくると全て失点。

ディフェンスは頑張ってたけど、ゴールキーパーが…。もうゴールの枠内にキーパーいなかったもんな…(笑)

この反省を活かし、次の試合からゴールキーパーは運動神経が良い子だけがするように修正しました。

保護者の反応と私からのお願い

第一試合で失点が重なると、ある1人の親が恐ろしい表情でプレー中の我が子を叱りはじめました。

その叱責パパの子供Kくんはエース級の戦力でしたが、パパが叱りはじめると試合中に足が止まり、パパの顔色を伺い、プレーできる状態ではなくなってしまいました。

それを見かねた私は、Kくんパパにお願いしました。

子供が試合に集中できなくなるので、優しく見守ってあげてください!

そう伝えると、Kくんパパは我に返ったように無言になり、1試合目の終了後に我が子と2人で肩を組んで会話をしていました

きっとお父さんが自分の不手際を子供に謝っていたのだと思います。

その出来事の後、2試合目からのKくんの試合への集中力は凄まじいものがありました。

攻守に走り回り、大きな声で周りを鼓舞してプレーし始める。これまで見たことがないほどの熱量で、アドレナリン全開でした。

Kくんパパが、私の言葉を素直に受け入れてくれる方で良かった。

2試合目以降の結果

2試合目以降、ゴールキーパーは運動神経が良い子で回したものの、フィールドのメンバーはまだ上手くできない子も均等に出場させました。

たぶん見ている保護者は不安だったと思います。

そんな保護者の不安はよそに、子供たちは素晴らしい闘いと結果を残してくれました。

2試合目

3試合目

1-0で勝利

全員が私の指示のとおり、ディフェンスを頑張ってくれてました!

まだまだ団子サッカーで、全員がボールに向かってしまうので、後ろのディフェンスが誰もいなくなる場面も多々見られましたが、運動量でカバーしてましたね。

私が試合中にかけた声がけは

「そこでボール奪ったらチャンスだぞー」
「次、パスカット狙うぞー」

とこんな感じだけです。

小学低学年なので、ボールがピッチ外に出るために集中が切れちゃうんですよね。

子供の集中力とディフェンスの意識が途切れないように注意しました。

まとめ

今回の1日限定監督で意識したことは以下のようなことです。

  • 指示は一つだけをシンプルに伝える!
  • 得点よりもディフェンスの意識を徹底する!
  • 全員をキャプテンに任命し、責任感と役割を与える!
  • 保護者の叱責は許容しない!
    選手が試合に集中できる環境を提供する。

いつもはスポ少のコーチにミスを指摘されてばかりだったから、この大会ではみんな楽しそうにプレーしてくれました。

勝ったときのガッツポーズ、負けたときの悔しそうな表情、試合中のポジティブな声がけ、ヘンテコなプレー、すべてが愛おしかったです。

我が子の手が離れたら、サッカーコーチしよう!

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この記事を書いた人

元フットサル選手の父
スポ少チームで万年補欠だった小5息子が「プロになりたい」と言う。小4冬に高圧的指導・長時間練習に耐えきれなくなりチームを退団。小5春から新しいチームで再出発

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