小学4年生を祖父母の家まで一人で帰省させてみた結果

小4の2月末でサッカー少年団を辞めた息子

新しいチームを探すために、体験参加と見学を繰り返している中、どうしても見学しておきたいチームの試合が週末にあった。

その試合を逃すと、試合予定がずーっと先までないため、どうしてもその日に見学しておきたい!

でも、その日は妻と子供たちが実家に帰省する日(父は仕事のためお留守番)。

都合があって妻の帰省の日はズラせない。

息子は悩んだ挙句、

俺1人で行けるから、チームの見学して次の日1人で行くよ!

とのこと。

1人で電車に乗ったこともない小学4年生が、いきなり大胆なことを言い出した。

さて、どうしたものか。

小4息子の1人帰省の記録を残しておきます。

目次

親の心配をよそに

「1人で行く」と提案する息子だけど、やはり心配してしまうのが親心。

過去に新幹線の車内で殺人事件がありましたよね。

殺人事件なんて滅多に起きないとは分かっているものの、心配事が頭の中にグルグルと浮かんでくる。

  • 寝過ごしたら
  • 切符をなくしたら
  • 隣の人が変な人だったら
  • 地震や停電で新幹線が止まったら
  • 事件に巻き込まれたら

心配事を考えるとキリがない。

でも息子は全然気にしていない。
なんかやれそうな気になっている。
帰省することより新幹線で1人旅することにワクワクしている。

外国人だって初めて日本に来て新幹線乗ったりできるんだもんね。

もう何があったとしても自分で解決するだろう。

親も腹をくくり、1人で新幹線+在来線を乗って祖父母の最寄り駅まで行かせることにしました。

1人帰省の冒険

新幹線の時間は17:30くらい。

父の在宅ワークが終わり次第、新幹線の駅までお見送りの予定。

でも一つ問題が!

帰省する日の朝、少し大きめの地震があり新幹線が運休しているとの情報が。

運休から2時間経ったくらいで運転再開したものの、やっぱり心配!

でも地震の話をしたところで、もう行く気持ちが抑えられない息子。

新幹線が止まった時のために、おにぎり一個と飲み物を持たせて、予定どおり夕方の新幹線で帰省することになりました。

事前に息子に伝えたこと
  • 何か問題が起きたら誰かに助けてもらうこと
  • どこかに連れて行こうとする人、怖い人・怪しい人からは逃げること
  • 新幹線到着から在来線までの徒歩ルート(少し歩く)

駅までの道が少し混んでいて、新幹線の時間のギリギリになってしまい、急いで切符を買って改札へ。

こんなに急いでいるのに、息子がトイレに行きたいと言いだした。

さっきトイレ行ってたじゃん!
やっぱり緊張してたんだね!

そんなバタバタで、すぐに新幹線が来て乗車。

ホームから息子を眺めていると、不安そうに自分の座席を探していて、父の姿に気付かずに新幹線は出発してしまいました。

一人旅の結果

妻も心配していたけど、親から息子に連絡するのはやめようと話しました。

なぜなら、スマホを気にしてた方が危ないと思ったから。

自分の目で周囲を見渡して、危険な人や場所を察知することの方が大事だと思ったから。

妻には新幹線到着の時間だけ教えてひたすら待つことにしました。

結局、息子からは何の連絡もなく、最寄り駅まで1人で到着することができました。

帰省先の最寄り駅で待っていた妻が動画を撮って待ち構えていると、

Hello!なんとか着いた!

と充実した表情で妻に話しかけてきました。

なんか突然大人になったなぁ!と感心。

後で話を聞くと、新幹線で乗り物酔いしたみたいだけど、それ以外は全然平気だったとのこと。

乗り物酔いした理由は、いま流行りのスプラトゥーン3(Nintendo Switch)をやっていたかららしい。

大きな問題なく、息子が一人旅の経験ができて良かったです。

きっとこの経験を一生覚えているだろうなぁ!

まとめ

親になると、我が子の安全や将来のことを考え過ぎて過干渉になってしまいがちだけど、それによって失われることも多いですよね。

成功体験と失敗の経験が失われ、
自尊心や自己肯定感が低下してしまう。

本当は我が子の将来を考えてあげているはずなのに真逆のことをしてしまう。

親が子に対して過干渉になっている時は「子供のため」と言いつつ、自分のことを考えていることが多い気がします。

自分が傷つかないように
自分が悪く見られないように
自分が良く見られるように

そんな想いが根底に潜んでいることが多いような気がします。

私も気をつけなければ!

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この記事を書いた人

元フットサル選手の父
スポ少チームで万年補欠だった小5息子が「プロになりたい」と言う。小4冬に高圧的指導・長時間練習に耐えきれなくなりチームを退団。小5春から新しいチームで再出発

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