TVゲームで獲得する知能と対人スキル『オーバークック』編

「TVゲームは教育に害だ!」という意見を持つ方もいますが、先日家族4人でゲームをした際に「ゲームをすることのメリット」を感じる出来事があったので紹介します。

家族でプレーしたゲームはNintendo Switchの『overcooked2(オーバークック2)』です。

目次

家族4人でのゲーム

先日、私と妻、長男(小5)、長女(小3)の家族4人で『オーバークック2』をやっている時の出来事です。

『オーバークック』はドタバタキッチンアクションゲームで、お客様からの注文に応じてシェフが食材を切って炒めたり茹でたりしながら食事を提供して点数を稼ぐゲームです。

このゲームでは、仲間と上手く役割分担して要領よく作業をこなす必要があり、チーム力が鍵を握るゲームです。

  • 食材を取る
  • 食材を切る
  • 食材を炒める・茹でる・揚げる
  • お皿を洗う
  • 料理を提供する
  • スイッチを押して扉を開く
  • クレーンを操縦する などなど

このゲームを家族4人で行っている時に、家族一要領よくこのゲームをできる小3長女が、妻や長男に対して乱暴な言い方で指示(というか文句)していました。

なんでそんなとこにいるのよ!

あっち行ってよ!

ちゃんと動いてよ

聞いてると文句ですよね。自分の思い通りに動いてくれない人間に対してイライラしっぱなし。

ダメ出しの連続で、息子が以前所属していた少年団チームの監督のようでした。

娘が、妻と息子に対してあまりにも酷い伝え方をしていたため、私が娘に叱りました

「あっち」ってどこのこと?聞いてる人には具体的に伝わってないよ!

言い方がキツくて聞いてる人には文句に聞こえるよ!学校で何かをやる時・作る時に、友達にそんな言い方したらどうなる?

自分がそのように言われたらどのように感じる?

何をどのように伝えれば、みんなで協力して上手くできるようになるの?

上記のように伝えると、ゲームを途中で辞めてワンワン泣き出しました。言い返してこなかったということは、自分の落ち度をある程度認めていたのだと思います。


次の日…

懲りずに娘から「オーバークックしよっ」と言ってきて、みんなに優しい口調で各々の役割を提案していました。

昨日の出来事からなにか感じてくれたのでしょう。

上手くできない人がいる時に、

  • その人を蹴落して見放すのか
  • 適切な声がけによって力を発揮させてあげるのか

大人になって仕事で成果を出すために必要なことは後者のマネジメント能力ですよね。

そして、我が子には人の気持ちを理解できる人間であってほしい!

そんな想いから叱りました。

『オーバークック』で身につくこと

家族で『オーバークック』をやることで

  • 対人スキル
  • 要領の良さ(物事を順序立てて考える)

の2つの能力を身につけるのに大きな効果があるのではないか、ということです。

なぜなら「オーバークック」では、

  • 役割分担を明確にする
  • やるべきことの優先順位をつける
  • タスクを素早く正確にこなす
  • 全体を見ながらチームの進捗状況を確認する
  • お願いしたいことを明確に伝える

などを、超高速でやり続けるゲームだからです。

15分くらいやるだけで頭が疲れてきます。すぐ疲れるので、熱中して長時間ゲームすることの心配もありません。

最近は、毎晩20分程度オーバークックをやっている我が家です。

ゲームは害なのか?

ゲームは本当に害なのでしょうか。

「ゲームが知能に与える影響」については数多くの研究が行われており、「ゲームで知能が高まる」という研究結果も数多くあるそうです。

記事の中では、以下のようにメリットが述べられています。

平均より長くゲームをプレイしていた子どもは、男女関係なく2年後の測定でIQが平均より約2.5ポイント高くなっていた

引用元:WIRED

アクションゲームをすれば、視覚処理能力と視覚的注意力が向上する。ビデオゲームの神経相関を調べた別の研究では、注意力、言語および空間ワーキングメモリー、視空間スキルの強化において、ビデオゲームをすることの潜在的な認知的利益が示唆されている。つまり、ゲーム攻略はこれらの認知的スキルを向上させ、子どもの“頭をよくする”のだ。

引用元:WIRED

その他にも、

  • 英単語
  • 歴史
  • 国名・地理
  • 雑学など

などをゲームを通して学べるソフトもあるようです。

一方でゲームをすることのデメリットは、

  • やりすぎて勉強がおろそかになる
  • やりすぎて寝る時間が遅くなる

などの、やりすぎな場合に感じられるようです。

また、姿勢や視力などの身体面への悪影響も考えられるでしょう。

我が子(息子)の夢は”プロサッカー選手”ですが、姿勢への悪影響だけ注意しています。

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この記事を書いた人

元フットサル選手の父
スポ少チームで万年補欠だった小5息子が「プロになりたい」と言う。小4冬に高圧的指導・長時間練習に耐えきれなくなりチームを退団。小5春から新しいチームで再出発

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