息子が小学3年時に妻がサッカー少年団の役員になりました。
各学年2名ずつ選出されて任期一年の交代制です。
学年役員になると週末の活動に向けての仕事とLINE連絡がとんでもない量で飛び交っていて、妻は疲弊してました。
この記事では、息子が所属していたスポーツ少年団の役員の仕事について紹介します。
少年団「役員」の仕事
役員の主な仕事は以下のとおりです。
- 連絡・調整
- 各学年の経理・お金の管理
- 各学年持ちの道具の管理
- 少年団総会の出席・イベント企画
個別に説明します。
連絡・調整
役員仕事の中でも一番の負担となっていたのは、LINEでの連絡・調整でした。
どのような連絡・調整があったのかというと、
- 各学年の活動内容・スケジュールの共有
- 学校の駐車場使用の時間調整
- 遠征時の配車当番の調整
- 使用するモノ・担当の確認・調整
- 他学年の活動へ参加する子の学年間の調整
など多岐に渡ります。
コーチ陣から少年団活動の場所やメンバー、集合時間の共有があり、
その活動内容に基づいて、駐車場使用可能な時間の確認や配車当番の調整、使用するユニホームや道具の確認などを、役員間で行っていました。
特に、活動場所の小学校の「駐車場の調整」には神経を使っていたように思います。
実は、学校の周りに一瞬でも車を停めようなら、地域住民から警察や学校に通報・クレームがあるのです。
全然都会ではなく、道路も広いし、停車禁止の場所ではないのですが、子供の乗降さえ許されません。
通報されて学校施設が使用できなくなるのは避けなくてはならないので、駐車場の調整をするために、学校施設を使用する他団体や各学年のスケジュールを確認して「駐車場を使用できる時間」を調整していたんですね。
学校や警察もクレーム全てを問題視しないでほしいんだけど、行政がちゃんと対応しないと事件に発展することもあるのかな…恐ろしいご時世…。
また、遠征時の配車当番の調整では、
「あの人と一緒に組まないでほしい」
といった要望があったりします。
もう大人なんだから勘弁してくれ…と思いますよね。全ての要望に応えていたらキリがないので、ある程度わりきって担当を決めていました。
連絡・調整でイヤなところは、
- LINE連絡の量が凄まじいこと
- 保護者間や子供間の人間関係を気にして調整しなけれなならないこと
- 上級学年の役員は下の学年の役員に偉そうな態度で連絡する人がいること
などでした。
各学年の経理・お金の管理
所属する少年団では、団の活動費以外に学年管理のお金がありました。
学年担当のコーチの昼食や飲み物などへ使用や学年持ちの用具を購入するためのお金です。
このお金の管理は学年役員がしていました。
妻はエクセルで数式も使えない程の機械音痴だったので、すごく苦労していて、最終的には私がエクセル表を整えて計算していました。
各学年持ちの道具の管理
少年団の物品のほか、学年管理の用具があり、その保管や持ち運びを学年役員がしていました。
練習・試合のたびに、コーチ用の飲料ケースや作戦ボードなどを持っていき、活動が終わるタイミングでまた取りに行くという週末の繰り返しです。
真夏なんかは、飲料ケースに大量のドリンクを入れて持っていくものの、
「ドリンク無くなりそう」
とコーチ陣から連絡が来ることがあって、急遽買い出して追加でドリンクを届けることが何回もありました。
子供じゃないんだから、
ドリンクぐらい自分で用意しようよ
お金は渡すからさ
と思うものの、ボランティアでやってもらっているコーチ陣に飲み物や昼食だけは準備・提供することになっていました。
少年団総会の出席・イベント企画
日々の活動の仕事に加えて、
年始の少年団総会(コーチ陣+役員)への出席や、夏休みなどに実施していた学年レクリエーションの企画をしていました。
毎週の活動に対する仕事を1年間。
さすがにキツすぎで妻は疲弊していました!
役員になるメリット・デメリット
役員になるデメリットは面倒な連絡や調整をしなければならないことですが、役員になるメリットもあったと思います。
- コーチ陣や他学年とのコミュニケーション機会が増える
- 配車当番を自分の好みで調整できる
役員になると指導者や他学年とのやり取りが増えるため、コミュニケーション機会が増えます。
コミュニケーション機会が増えることで、少年団の状況や問題点などを把握できるだけでなく、指導者にちょっとしたことも相談しやすくなると思います。
(我が家は特にありませんでしたが…)
また、配車当番を自分の思い通りに調整できるので、嫌いな人がいたり、予定を思い通りに決めたい方はメリットとなるかもしれません。
ただ、我が家は特にそれらにメリットを感じていなかったので、役員の仕事がただただ負担でしかなかったです。
当番がイヤで入団しない方も
体験で来た子の中でも、親御さんが保護者の当番がイヤで入団しなかった方が何人かいました。
チームの活動なんだから
協力できない人は入らなければいい
と冷たいことを言う方もいましたが、
家庭の事情はそれぞれ異なるので「親のせいで、子供が入団できない」という環境を作るべきではないと思うのです。
一番大事なのは、「子供たちが楽しくサッカーできる機会を提供すること」ですよね。
保護者の当番が理由で子供のスポーツ機会が失われるのはとても残念に思います。
もし自身の家庭が
- ひとり親だったら?
- 育児や介護で大変だったら?
- 車を持っていなかったら?
想像力を持って助け合える人間でいたいものです。
まとめ
スポーツ少年団の役員の仕事は想像以上の作業量でした。
妻は疲弊しながらも1年間続けましたが、可能であれば保護者の負担をもっと減らしてほしい。
もしこれから少年団チームに所属しようとするならば、保護者の当番は確認しておいてください。
親の疲弊・ストレスが子供に悪影響にならないように、親も子もみんなが幸せになれるチーム選び、チーム作りが必要だと思います。
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